遊園地にハマったアラサーOLの雑記

コースタービギナーの感想文置き場です。次の目標はピレネーと八木山サイクロン。

ひらかたパーク④ ラウディ

※注意※


専門的なコースターレビューブログを期待しないでください。
筆者はただ自分の思ったことを書き連ねるのと気になったことを調べるのが好きなだけのコースタービギナーです。

遊園地に行く頻度も半年に一度行けばいい方です。
専門用語なども分かりませんし繰り返し乗車できるほどの体力も持ち合わせておりませんので細かいことは書けません。
素人が一発勝負で乗ってみた感想文、くらいの緩いイメージでお付き合いください。

 


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幼児〜子供向けのアトラクションが数多く設置されたエリアの片隅、二階建てメリーゴーランドの近くにあるワニの顔をあしらったコースター、ラウディ。

なんとなくそのビジュアルから子供向けのように感じるが、コースをぱっと見た感じはそれなりに長さと起伏がありいわゆるキッズコースターではなさそうだ。

今回はせっかく丸一日遊園地を満喫するのだから幼児向け以外は制覇しておこう!ということで階段を上がり列に並ぶ。

 

筆者「なんか、3代目 J s●ul br●thersにいそうな名前だよね」(ディしか合ってない)

 

彼氏「めっちゃ声大きい人っぽい名前だなって思った」(Loudly的なね)

 

ピンクのワニと緑のワニの2編成での運用。

1編成あたり4人乗り×3両とコンパクト。

先頭に立体的な顔が付いた箱型トロッコのような車両だ。

エルフも車両自体はトロッコ風の箱型だったが、箱から突き出すように頭の高さまで背もたれがあったのに対しラウディは背もたれも箱型の中に収まる位置までしかない。

 

今日乗った中で一番身体が支えられてない座席かも。

 

コースはクレイジーマウスよりはかなり広々、エルフよりは狭い範囲で収まっている感じ。

 

レッドファルコン同様、巻き上げ後旋回してからファーストドロップ。

といってもドロップはかなり控えめだ。

キッズコースターを卒業したての子供向けかな、と言った感じ。

 

しかしドロップの高低差が少ないからといって侮るべきではなかった。

 

ラウディの個性はカーブの激しさだった。

 

クレイジーマウスほどの急なヘアピンカーブではないが、比較的小回りなカーブが頻繁に現れる。

そしてカーブに入る際に、ガコンッという衝撃、あからさまにレールの角度が変わります!という挙動がある。

可愛い顔をしてなかなか荒々しいワニちゃんだ。

いくつものカーブを繰り返してそこそこのスピードのまま急ブレーキ、ホームに戻ってくる。

短いながらスリリングだった。

 

乗り場は地上から階段を上がった場所にあるが、レールが乗り場よりも低い位置に到達することは無かったように思える。

地上から階段を登らずに乗り込む前提で設計されたタイプの支柱を伸ばしているだけなのかもしれない。

 

ただの子供向けコースターと侮るには少々パワーを感じる、園内の他のコースターと比較してもちゃんと個性を感じられるコースターだった。

ひらかたパーク③レッドファルコン

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レッドファルコンの乗り場の下には、ファルコンカフェなる軽食店がある。

 

ファルコンで、軽食である。

 

賢明なインターネットユーザーの皆様、もうお気付きであろう。

 

これが本当の、「ファルコン・ランチ」である。

 

店の看板と共に写真に納めることだけを目的にランチと表現するには軽すぎる手持ちサイズのスナックを購入しツイートを済ませた筆者達は、購入品で小腹を満たした後にレッドファルコンの待機列に並んだ。

さほど待つことはなくスムーズに乗車。

 

クレイジーマウスに並んでいる時に何度か走行している様子を見ることが出来た時から思っていたのだが、巻き上げ、長いな…?

決して頂上が高いから長いというわけではなく、上り坂の傾斜が緩いから長い、といった印象。

しかし巻き上げられながら左を見れば大きな観覧車、右を見ればちょこまか走り回るクレイジーマウスときゃあきゃあと声を上げる乗客、そして前を見れば青空!

長い巻き上げで景色を存分に楽しめるのである!

 

そして巻き上げが終わりいざファーストドロップ。

 

筆者にが乗ったことがある大型コースターはハリドリだけだったのと、なんとなくジェットコースターと言われて想像する物のイメージでコースターの巻き上げというのは横から見たらへの字型というか、直進するようにファーストドロップに突入するものだと思っていた。

一方レッドファルコンは頂上まで登り切った後に緩い傾斜で大きく左に旋回してからファーストドロップに突入する。

当時はいきなり落とすのではなく軽めのジャブを打ってくれる親切心かと思っていたのだが、

半年後に訪れた姫路セントラルパークで気付く。

巻き上げ後にまず旋回するコースターの方が多いぞ。

というか直進でドロップするやつ、むしろ小数派…???

でもよくよく考えたら巻き上げからファーストドロップまでストレートに行こうとするとかなり長い直線距離のある敷地が必要になるのか、じゃあこのカーブは充分な直線距離がご用意出来ない場所でもジェットコースターを設置するため?と予想したが、マニアの皆様方のコースターレビューをいくつも拝見しているとどうやらこのカーブ、助走を付ける役割があるとのこと。

なるほど確かに先頭車両はへの字の山を超えても後方車両の巻き上げは続いているわけで、せっかくのファーストドロップのスピード感がある程度坂を下ってから始まってしまうことになるのね。だから後ろまで巻き上げが終わってもまだドロップに突入しないくらいの余裕を持たせてぬるりと緩めの傾斜をつけたカーブを走らせることでスムーズなドロップに繋がるのか。納得。

 

ファーストドロップで先程乗ったエルフでの前方カップルの言葉を思い出して納得する。

確かにエルフの方がガッツリ落ちる感があった。

スピードも傾斜もスリリングと言えるほどのものではない。

 

しかしこのしばらく後の右カーブがこのコースターで楽しむべきは何なのかを教えてくれた。

 

景色だ。

プールエリア近くを大きく右カーブで通過する時、枚方市から大阪市方面に広がる景色を一望できる。

それが素晴らしく気持ち良い。

このカーブがコースターの前半でありレールが高い位置にあるのはもちろんだが、ひらかたパークそのものが小高い場所にあるのもあってか視界がかなり開けているため遠くまで見渡すことが出来るのだ。

観覧車からの景色も良いが、そこそこの速度で走るコースターから眺めるとかなり爽快感がある。

これは景色を見る余裕のない猛スピードのコースターでは味わえない感覚だ。

 

その後も傾斜こそ浅いものの程良い下降上昇を繰り返しながら園内を広く駆け抜けて行く

遠くの景色を眺めるのも良かったが、アトラクションが見える場所を駆け抜けるのも「我々は今まさにひらパーを満喫している!」ということを実感できて嬉しいものだ。

 

そしてこのコースターのスリルパートは後半である。

 

植え込みの木の枝、めっちゃ怖い!!!!!!

 

 

もちろんパーク側が安全に気を遣って木の枝が車両や乗客に接触しないようにしているであろうとは思う。

実際接触はしなかった。

が、もしやこれ「間違いなく安全だけど枝と接触しそうで怖いと思わせるギリギリ」を攻めているのでは?と思うレベルで怖い。

 

そしてさらに怖いのが鉄骨の支柱だ。

レールが上下に並行に走っている箇所などはずっと鉄骨の間を疾走しているのでめちゃくちゃ怖い。

 

筆者はこのあたりでは「キャーーーーーー!」ではなく「怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!!」とガチビビリで叫んでいたくらいだ。

正直ここが一番スピード感を感じられるまであった。

 

 

ブレーキ後の第一声は「枝、めっちゃ怖い」。

 

 

 

おそらくコースター単体としてはさほど面白味のあるものではないとコースタービギナーの筆者でもなんとなく察しはつくのだが、これはこの立地にあるからこそ最高に楽しいコースターだ。

 

 

 

この日一番印象的だったコースターはクレイジーマウスではあったが、実はこの日唯一リピートしたコースターはこのレッドファルコンだ。

理由はもちろん景色の良さである。

 

 

筆者が訪れた日は2月の半ば、イルミネーションイベント期間内であったため、陽が落ち始めると園内の各所がライトアップされていた。

 

せっかくだから観覧車からライトアップされた園内を眺めたいね、と言い出してはみたもののまだ完全に暗くなり切っておらず、もう少し時間を稼ぎたい。

何かアトラクション一個くらい乗れるかな?という時に

「レッドファルコンからイルミネーション眺めるの良いんじゃない?」と彼氏が提案してくれたのである。

採用!!!!

薄暗く陽が落ちかけた夕暮れ、イルミネーションで彩られた園内を程良いスピードで駆け抜けるのも昼とは違う趣があり大変気持ちよかった。

 

ただしこの時間は気温も下がっているので、長い巻き上げはめちゃくちゃ寒い。

当然走行中も風を感じるので寒い。

着膨れするような裏ボアの厚手ジャケットを着込んでいた筆者は平気だったが、ウルトラライトダウンベスト+チェスターコートというすっきりした服装だった彼氏はスリルより寒さに震えていた。

 

レッドファルコンでイルミネーションの中を疾走したい方々は厚着で行くことをおすすめする。

ひらかたパーク② ヘアピンコースター クレイジーマウス

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木製コースター エルフが意外にもスリリングでコースター乗車後特有の身体に負荷がかかっている感覚もあったため、筆者達は休憩がてら近くの高台にある観覧車に向かった。

 

観覧車という乗り物はパークの全体像やアトラクション同士の位置関係を理解するのに最適だと思う。

地上から見上げるだけでは全体像の把握が難しいコースターを上から見下ろしてコースの予習が出来るのも良い。

 

高いところから見下ろしてみるとやはりエルフはこぢんまりとまとまっており、対照的にもう一つの目玉コースター レッドファルコンは園内を駆け回るように広範囲に白いレールが張り巡らされている。

そしてそんなレッドファルコンの巻き上げ部分の向こう側にこれまた随分と小さくまとまったコースターを見つけた。

 

3階建て、という表現が似つかわしく思える。

上階から下の階に降りる箇所以外ではコースターらしい下降上昇がほぼ無く、床のように規則的に敷き詰められたレールの上を1両編成の丸っこい車両が数台ちょこまか走り回っていた。

マップを確認すると「ヘアピンコースター クレイジーマウス」との記載。

なるほど、ヘアピンカーブを楽しむためのコースターだからより多くの急カーブを作るためにまるで床に見えるくらいの距離感でレールを平行に敷き詰めているのね。

マウスという名前もちょこまか走り回る車両にぴったり。

 

観覧車で休憩した後はあれに乗ってみよう、と高台を降りていく。

 

クレイジーマウスは人気アトラクションなのか、エルフより、なんなら正面にあるもう一つの目玉コースター レッドファルコンよりも行列が出来ていた。

(1両編成×複数台での運行のため長い編成のコースターに比べると列が一度に数人ずつしか進まないために常に長く並んでいるように見えるだけかもしれない。)

レッドファルコンの巻き上げを眺めながら少しずつ階段を進む。

 

乗り口に近付くと乗車位置にある電飾で彩られた「CRAZY MOUSE」だったはずの看板が、電球が切れている箇所が多すぎて「   RAZ    MOU   」になっていた。

ン゛ョ ハー

 

 

そして車両とご対面。

遠目に見ると小さく見えたが近付くと意外と大きい。

 

形のイメージとしては、樹齢何百年もの太い木の幹部分を贅沢に輪切りにして、座るために椅子状にくり抜いたような綺麗な円形の車両だ。

外側表面にはご丁寧に木目を模した縦線と時々楕円(枝が生えている根本部分を再現したと思われる)を描くような凸凹が彫ってある。

座席は横に4人掛けのベンチの真ん中に仕切りを立てたような2人×2組の仕様。

背もたれは頭まではないが肩くらいまでのそこそこの高さがあり、なおかつ車両が円形なので左右端の席を包み込むような形状になっており、なかなか安心感がある。

横幅が広いので両端の2席はレールからほんのりはみ出しているため、この包み込まれ感がなかったらなかなか怖いことになりそうだ。

 

そして塗装が…なんというか…サイケである。

 

後方にはとんでもなくカラフルでドラッギーな多色使いの塗装の上に絶妙に歪んだタッチでネズミのキャラクターの顔が描かれている。

先述の木目を表現した凸凹の上に、だ。

いけないおクスリをキメた時の幻覚ってこんな感じなのかな、と思うような絵面である。

 

そして車両の前側は立体的なネズミの顔。だと思う。多分。

ぎょろりと大きく飛び出した半開きの目とポチッと丸く飛び出した鼻。

お世辞にもかわいらしいとは言い難い。

こちらもなかなかサイケな多色使いで塗装されており、子供が見たら泣き出すかもしれない。

 

なるほど、これが「クレイジーマウス」。

名前の通りすぎるビジュアルだ。

 

 

いざ乗車。

そこそこ並んだ気もするが混雑判定ではないようで、筆者達は2人組だったが相席なしで乗車させてもらえた。

シートベルトは1人分ずつだが頭の上から下ろしてくるタイプの安全バーは2人で1つなので自然と腕や肩が密着する形になる。

これは付き合い始めたばかりでまだ恥じらいが抜けないカップルや友達以上恋人未満の男女にぴったりなのでは?と談笑しながら3階建ての最上階まで巻き上げられると、ドロップは全く無くそのままひたすら往復のヘアピンカーブがスタート。

 

これがなかなか強烈。

助走もなく傾斜はごくごく浅くそこまでスピードは出ていないはずなのだが、ぐわんっと行く。

筆者は内側の席だったのだが、レールから若干はみ出す外側の席に座った彼氏は放り投げられそうな感覚だったのではないだろうか…

 

3階を隅から隅まで、小学校の床の雑巾掛けのように往復すると、2階に向けてドロップ。

そんなに高低差があるわけではないが、意外と疾走感がある。

2階でも同様に隅から隅までヘアピンカーブを繰り返す。

記憶が間違いなければ、2階のどこかで「シューーーッッ、ポンッッ」という空気を圧縮して押し出すような音が聞こえた気がする。

コースターマニアではないのでこれがなんの役割なのかはわからないが。

 

2階を走り抜けたら1階までドロップして終わるかと思いきや少々の上昇落下(というよりはいわゆるキャメルバック程度の波打ちだろうか)を経てホームに戻って終了。

 

延々横Gを感じ続けるというのは筆者にとっても同乗した彼氏にとっても人生初の体験だったため大興奮であった。

この日乗った中で一番印象が強く残ったのはクレイジーマウスと言って良い。

ただでさえ2人で1つの安全バーに収められる上に急カーブでは嫌でも外方向に身体が寄って身を寄せ合うことになるわけで、やはりこれは発展途上のカップルに是非乗って親睦を深めるのに役立ててほしいアトラクションだと思う。

 

 

コースタービギナー、ズブの素人の筆者は初見のこれをとても珍しいコースターだと思っていたが、後にコースターレビューブログをいくつも見ていると頻繁に「マウス系」「マウス型」といった記述を見かけ、実はコースター界では1ジャンルとして確立されているメジャーな物だったということを知った。

 

ただ、ひらパーのクレイジーマウスと同型の物は座席自体が回転するタイプの方がメジャーらしく、コーヒーカップ的な挙動が苦手な筆者は座席を回転させずヘアピンカーブだけを楽しめるアトラクションにしてくれたひらパー五体投地で感謝の意を表明したい。

グッジョブひらかたパーク

ひらかたパーク①木製コースター エルフ

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2022年2月。

仕事に忙殺されて嘆く私に彼氏が「仕事落ち着いたらどっか行こう」と気の効いたことを言ってくれた。

それに対して私が「ひらパー行ってみたい」と唐突にローカル遊園地の名前を出したのが事の発端。

 

ひらパーであることに特に理由はない。

遊園地に行きたくなった、というか遊園地デートがしたくなった。

なんとなくテーマパークではなく遊園地がよかった。長い待機列に並ぶことなくアトラクションに乗れる感じの。規模感が豪華すぎない感じの。

で、行ける範囲にある遊園地で真っ先に思いついたのがひらパーだった。

ただそれだけである。

真っ先に思いついたのも完全に某兄さんの主演映画パロディポスターの影響でしかない。

そんな理由でひらパーに行くことを決めた。

 

彼氏「まさかユニバより先にひらパー行くことになるとは思わなかったよ」

 

 

 

行ってみたいとは言い出してみたものの、某兄さんしか知らない、肝心のアトラクションはどんなものがあるのか全く知らない、ということで旅程などを練りながらアトラクションを調べると、どうやら木製コースターがあるらしい。

木製といえば関東出身の筆者としてはよみうりランドが思い浮かぶ。行ったことないけど。(こちらはなんと10年も前に営業終了していたようだ…悲しい…。)

木製は特有のきしみが怖さを煽ると聞いた(ような気がする)。

俄然楽しみになってきた。

 

 

ひらパーに到着し紙リストバンドタイプのフリーパスを腕に巻き付けると、まず向かったのはお土産店の一角にある園長資料室。

歴代パロディポスターや某兄さんの肩に付いているトゲトゲを見ることができるのと、社長室にあるような大きな机が設置されており園長ごっこができる。

冷静に考えて某兄さんきっかけとはいえ初手園長ってどうなん…(初手園長室行こうって言ったの筆者。ごめんなさい。)。

 

 

 

ひらパーでは紙MAPを配布していなかったため、スマホでMAPを見ながら木製コースター エルフを目指して進んでいくと、森と共生するようにそびえ立つ要塞のような木組みの塊にたどり着いた。

けっこうコンパクトにまとまっており、周りの壁が高く厚く、地上から見上げる形だとレールがどのように走っているかを見ることは難しい。

 

若干の待ちは発生していたもののまあここはローカル遊園地ひらパー。15分も待てば乗れてしまう。

 

フリーパスにはバーコードが付いており、待機列から乗り場に通される際に「ピッ」としてもらう。

これで乗車人数や大人と子供の割合の把握などしているのだろうか。

 

さて、ここまで書いておいて謝罪をしなければならない点が一点。

実はこの記事を書いているのはひらパーに行ってから半年以上経過してからなので、コースター自体の記憶がまあまあ薄れている。

自分の乗ったコースターの感想を残しておきたいと思ったきっかけはひらパーではなくその半年後に行った姫路セントラルパークだったので…ひらパーごめん…。

というわけで事細かに記述することは出来ないが覚えている部分を書いていく。

 

特に印象深かったのはセカンドドロップ。

ファーストドロップがぬるめだったからさっきより強いの来た!という感じで印象に残ったように記憶している。

コースの細かいことはわからないが、セカンドドロップ以降のイメージは木組みの要塞の中で弧を描きながら徐々に階を下っていく感じ。

しかし意外とスピードは出ているし、ドロップの角度も思っていたよりそれなりにあったように思える。

木組みの中を通り抜ける際の頭をぶつけそうな感覚も含めていい感じにスリリング。

ローカル遊園地の目玉コースターって感じで良い塩梅なのでは、と思う。

木製特有のきしみはよくわからなかった、というか思ってたより乗り心地悪くない。

もっと暴走トロッコみたいな感じかと思ってた。

 

なお降車後、私たちの前の席に乗っていたカップルが「レッドファルコン(ひらパーのもう一つの目玉コースター。またご紹介します。)より凄かったんじゃない?」と話していてレッドファルコンエアプの我々は「乗る順序ミスった…?」と不安になるのであった。

 

 

(公式サイトによると園内で最高速度を誇っているのはレッドファルコンとのことなので、エルフの方がスリルを感じるのは狭い木の要塞の中だからかもしれない。)

 

 

筆者のコースター遍歴

※注意※


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ブログを始めるにあたっての導入記事として筆者の絶叫マシン、スリルライド、ローラーコースター遍歴をつらつらと書き連ねていきたいと思う。

 

 

筆者の育った家庭では年に1〜2回、遊園地やレジャー施設に行く機会があった。
それは父の勤める会社の社員および家族慰安の日帰り旅行であったり、
何かしらの機会に貰った優待券がある時であったり、
あまり自発的な理由ではないのだが、とはいえ何かしら受動的な機会に恵まれれば喜んでそういった施設に足を運んでいた。
おそらく両親共にジェットコースターや絶叫マシンといったものには苦手意識があったようで、穏やかなファミリー向けアトラクションを楽しむのが中心だった。

 


筆者の記憶に残っている中で一番幼い時に乗ったのは富士急ハイランドトーマスランド内にあるキッズコースターだ。
幼稚園に通っていたかすら怪しい年齢の頃。
正直、「乗った」以外の記憶がない。

いや、乗っていた記憶すらない。

本棚にしまわれたアルバムにトーマスのコースターに乗っている幼い自分の写真があったから乗ったと認識しているだけだった。
その日の思い出といえば、鬼太郎屋敷で暗闇が突如明るくなった時に現れた妖怪の顔が怖すぎて泣きながら逆走してしまったことだけである。

 


その次に古い記憶は、かつての西武園ゆうえんちのキッズライドが左右に並ぶアーケードの一番奥、お誕生日席に鎮座していたサーキット2000。これははっきり覚えている。
コースターではないのだが、狭い空間の中をそこそこのスピードで駆け抜けるのがなかなかスリリングで、この時初めて「スリルのある乗り物って怖くない、楽しんだ!」と思えた記憶がある。
身長の上限があるキッズ専用アトラクションのためあの時の感動を再度体験することはできないのが残念だ。
(余談of余談:現在音ゲーマーの筆者からすれば「サーキット2000」は太鼓の達人のボス曲にありそうなアトラクション名である。)

 


それから、群馬サファリパークのジェットコースター。
緩い起伏があるだけのスリルとは無縁のコースターだったが、それゆえスリルのある乗り物が苦手な両親にも無理がなく、家族揃ってコースターに乗るという経験が出来たのは良い思い出だ。
そこから見えた「ロックンロール」という大太鼓のような座席の中に乗り込みひたすら前転後転をさせられるようなアトラクションのことを正気の沙汰ではないなと姉と談笑していたのもよく覚えている。

 


明らかに筆者の中で転機となったのは、小学五年生の時に幼馴染と行った東京ディズニーシー
その日は開校記念日で平日休みだったのでどのアトラクションも待ち時間がほとんどなく何でも乗り放題だったのだが、幼馴染と筆者はマーメイドラグーンのフランダーのキッズコースターにドハマリして延々と乗り続けていた。
小5なら身長制限も大方クリアしてるだろうしもっと乗るものがあるだろうに…。

 

そんなキッズコースターに大はしゃぎだった筆者が最後の最後に衝撃を受けることになる。
東京ディズニーシーの目玉アトラクション、センターオブジアースに乗ることになったのだ。
プロメテウス火山の外からも見える、絶叫する乗客と共に落下していくライド。
私はこれに乗って大丈夫なのだろうか、と不安になりながら乗車したが、降りる時には大興奮であった。
今思えば、最後の落下パート以外は穏やかな地底探索ライドなわけで、意外にも絶叫ビギナーには最適だったのかもしれない。
自分は絶叫マシンに乗ることが出来るんだ!あの急角度の落下を楽しむことが出来るんだ!という確信を得られたという点で素晴らしい体験だった。


その数年後、部活仲間と再度東京ディズニーシーを訪れた際にはタワー・オブ・テラーに乗ることも出来た。
心臓がフワッと浮き上がるような感覚と強烈な落下がとても楽しかった。

 

 


筆者は歳を重ねる毎にインドア派を極めていったためその後数年間は遊園地やレジャー施設に訪れることはなくなっていたが、就職で地元関東を離れると決まった時に仲の良い姉と最後に姉妹デートをしよう、ということになり浅草花やしきを訪れた。
日本で1番古いローラーコースターは噂通りなかなかにスリリングで、しかも連続して乗れるくらいの身体への負荷の少なさ(+若さもあったかもしれない)。
持っていた乗り物券のほぼ全てをローラーコースターに費やし、叫びすぎて喉を潰した。

 

 

 


そして関西に就職してから5年以上のブランクを空け、我が人生初の大型コースター、ユニバーサルスタジオジャパンのハリウッドドリームザライドに乗ることになる。
せっかく関西に引っ越したのにここまでユニバに行かなかったのは単純にインドア派の擦れたオタクに成長してしまった筆者が日本の代表的ともいえる東西のテーマパークはウェイパリピソイヤな人たちの行く場所だ、などと斜に構えていたからである。各パークのオタクの皆様、コースターオタクの皆様、本当にごめんなさい。
そんな偏見のために絶叫マシン耐性のある貴重な若い身体を無駄にして三半規管の弱ったアラサーボディでコースター巡りを始めることとなったのが斜に構えすぎていたオタクへの罰なのだと思っていただければ幸いです。ごめんなさい。
ちなみにそんな斜に構えたオタクがユニバに行った理由は友人から招待パスを貰ったからというこれまた受動的な理由だったのだが、あの招待パスがなければその後コースター巡りに目覚めることもなかっただろう、友人には感謝しなければならない。

 


はじめに乗った通常版ハリドリの記憶はというと、巻き上げられた時の景色がけっこう現実の大阪なんだな、東のディズニー西のユニバって並べられるけどテーマパークとはいえ東京ディズニーリゾートのように外界を一切遮断した景観を作り上げる所なんてそんなにないか、と冷静に思ったことと、久々の絶叫マシン超楽しい、けっこうハードで降りてからちょっとフラフラした、最後ブレーキかかってから下車までかなり待たされるの冷めるな、小雨が当たって寒いな、といったぼんやりした感じであったが、バックドロップはかなり鮮明に覚えている。


バックドロップで最も恐怖を感じたのは他でもない、巻き上げだった。
通常版ハリドリ乗車時に選曲システムのことを理解しておらず操作しなかった結果あまり好きではない楽曲が流れてしまった筆者は2度目の乗車となったバックドロップ乗車時には聴き馴染みのあったファレル・ウィリアムズのHappyを選曲した。
そして巻き上げ時、遠のいていく地面を見つめながら耳元で陽気に「Happy〜♪」と歌われて「この状況のどこがHappyだって!?」と嘆いた。

上を向いての巻き上げも緊張はするものの視界に広がる景色は天気が悪くてもそれなりに爽快だったが、下を向いただけでどうだ、まざまざと地表からの距離を突き付けられるだけだ。

絶望的ではないか。


しかしながら直後、その絶望感から解放される。
背中から落ちることでむしろあの大きく包み込むような座席の背もたれに身体全体を押しつけられ、安定感を保ったままコース上を疾走してくれるとは。なるほどこれは良い。
正直な感想としては、走行中は通常版の方がスリリングであった。
バックドロップならば絶叫マシンが苦手な人にでもおすすめできると思う。遠のいていく地面を見つめながら怯えて失神しなければの話だが。
とはいえ、バックドロップ降車後の方がフラフラではあったのだが、それはその前に乗った各種ライドの蓄積ダメージもあってのことと思われる。

 


残念ながら筆者がユニバを訪れた日はフライングダイナソーがメンテナンス休業中であった。
そのため他の主要アトラクション全制覇を目指してパーク内を駆け巡ったのだが…


ユニバの主要アトラクションは圧倒的に映像連動型が多い。
これは筆者と非常に相性が悪かった。


筆者は乗り物酔いもしやすい体質なのだが(よくそんなナリでコースターにハマったな)、それ以上に非常に映像酔いしやすいのである。
幼い頃に児童館の夏休みこども映画鑑賞会で見たMr.インクレディブルの激しく動く映像と強烈な色彩に酔って途中退出したくらいに。


そのことをすっかり忘れていたアラサーの筆者は、ミニオンで酔った。
スペファン改のARコースターで酔った。
スパイダーマンで酔った。

 

吐かずに休憩だけで復活できたのは不幸中の幸いである。

(ハリーポッターは映像と造形物のハイブリッドだったのでなんとかなった。)

 


これだけ酔い散らかしながらもこの日のユニバが筆者にとっては麻薬のように強烈な快楽をもたらしたのはやはり5年以上ぶりのコースターであり人生初の大型コースターであったハリドリのおかげであろう。
危うく年パスの購入を検討するところであった。

 


ここから筆者のコースター巡りが始まる…と思いきやまあインドア派の筆者は1人でそうはならない。
この約2年後、フットワークが軽い上に体力おばけで知的好奇心の塊である現在の彼氏と付き合い始めてからコースターの魅力にのめり込んで現在に至る。

(彼氏はコースターや遊園地のオタクではなく筆者がデート先として選んだ遊園地やレジャー施設を一緒に全力で楽しんでくれる方の人だ。どこか行きたい場所がないかと聞いたら富士急の戦慄迷宮とのこと。)

 

 

長い導入記事になったが、次の記事から実際に訪れた遊園地のコースターの率直な感想をしたためていきたいと思う。